【第4話】正解を握る側に立つな。 ~(客に)任せるという選択~ “正解”が揺れた夜の、その続き。
第4話 🎞️
作品タイトル:『客に寄り添う味変らーめん』~万能ダレは、逃げじゃない~
公開日 [2026/02/27]
再生時間 [03:38]
楽曲 [味変らーめん / 歌:彩音 -harune]
🎼 4話 歌詞
親父は今日も 寸胴を見張る
一滴も 譲らない背中
「味は変えねぇ」 それが誇り
昨日も今日も そのままで
でもカウンター 流れる会話
「前より濃いのが好きでさ」
「今日はちょっと 軽めがいい」
同じ“旨い”が 揃わない夜
正解は 一つじゃない
それを知ったはずなのに
私はまだ 答えを
一つにまとめて 差し出してた
だったら 味を変えるんじゃない
**選べる場所を 添えよう**
この一杯は 完成形
でも 答えを 押しつけない
醤油の壺に 眠る記憶
チャーシューの煮汁 こして一晩
ラードを外し かどを落として
ニンニク ショウガ 静かに並ぶ
「足すかどうかは 客の自由」
卓に置かれた 小さなヒント
誰にも奪えない そのさじ加減
今日は自分で 決めればいい
親父は何も 言わなかった
止めもしない 褒めもしない
ただ いつもの手つきで
スープを 張った
塩の仕上げに 添えたのは
昆布と貝柱の 影
三種の塩が 重なって
でも前には 出しゃばらない
決まりは 差し出した瞬間じゃない
客の手元で 起きるもの
変えたのは 味じゃない
変えたのは 距離だった
一歩 下がった分だけ
客の人生が はいり込む
その日の体調
その日の気分
その日の 疲れ方
万能ダレとは 魔法じゃない
逃げ道でも 妥協でもない
「任せる」っていう 勇気を
器の外に 置いただけ
味変らーめん
――寄り添うって こういうことか
閉店間際 空いたつぼ
減ったのは タレじゃない
少しだけ 詰めていた
私の 肩の力だった
親父はポツリと ひとこと
「……それでいい」
私は 静かに
次の一杯を 出した
🏁 第4話で起きた出来事
① 同じラーメンを注文したカップル客2人の味の好みが違う事に気付く
→ 人それぞれ、自分の好みに合わせる調理料を置けば良いと閃く
② 醤油・塩ラーメン共、万能調味タレを考案。ニンニク・ショウガと一緒に卓上設置
③ 3話で親父が言った「客に寄り添え」の自分なりの答えを見つけた
📎 この店について分かっていること
・店名:[昭和ラーメン 頑固一徹]
・創業:[昭和56年]
・立地:[東京:中野狐通り昭和商店街]
・営業時間帯:[11:30~15:00 / 17:00~23:00] (※延長した)
・店舗スタッフ: [父(一徹)・チャマさん]
🍜 「万能ダレ」は、どんな調味タレか?
・醤油ダレの特徴: チャーシューの煮汁を1晩寝かせ、ラードを除き丸みのある味に仕上げる
・塩ダレの特徴: 北海道産昆布とホタテ貝柱で出汁を取り、3種類の塩をブレンドし濃密な味に仕上げる
・常連の反応: 個々に自分の好きなラーメンを愉しみ、好評
・アイデアのキッカケ: 研究修行中に培った知識からアレンジ
🗓️現時点でのチャマさん(主人公)の立場
・店で担当していること: 調理アシスタントに昇格。店舗業務全般を担当。
・まだ関与していない領域: 経営方針決定
研究修行旅で起きていたこと
・ 3年に渡るラーメン旅で国内外のラーメンを食べつくし
それぞれの調理法や人気の秘密をノートにまとめた
※本ページ記載の事実情報は、
物語の進行に伴い、整理・更新される場合があります。
次回更新時期: 3/13 ※隔週 金曜日予定


