【第5話】『ちゃんと乗ったら、ちゃんとズレた』~てっちゃんラーメン一ヶ月戦争~
## 第5話 🎞️
作品タイトル:てっちゃんラーメン一ヶ月戦争
公開日 [2026/03/13]
再生時間 [03:33]
楽曲 [てっちゃんらーめん / 歌:彩音 -harune]
作詞 [常盤 悠馬]
🎼 5話 歌詞
閉店後の 油じみたカウンター
積まれたままの ラーメン雑誌
「昭和レトロ」 赤い文字
ページの隅で 笑ってる
透き通るとんこつ なみなみスープ
切りたてチャーシュー どんぶり制圧
“ちゃん系”の暖簾が 風に揺れる
流行りは もう 来てたんだ
「うちに合うかも」 口に出したら
寸胴の向こうで 眉が動いた
味は変えない だったら名前を変えよう
昭和ラーメン 頑固一徹
今日から一ヶ月
**てっちゃんラーメン**
トンコツじゃない 鶏ガラ醤油のままで
のれんだけ 時代に寄せる
それも 戦略でしょ?
チャーシュー端まで 刻まず乗せる
切りクズだって 主役に昇格
スープはフチまで なみなみ注ぐ
「映える」ってやつを 少し意識
価格は850円 250円の 強気うわ乗せ
「高いな」と言われる覚悟 それでも 貼り出した
開店前から 伸びる列
知らない顔が 増えていく
親父は厨房で 腕を組み
外の暖簾を 一度見上げる
「名前で売るのかよ……」 誰にも聞こえない声で
だけどいつもより 少しだけ 湯切りが 長い気がした
ちゃんと乗ったら ちゃんと客は来た
写真 投稿 拡散
「これぞ昭和」って
ちゃんと流行りに 手を伸ばしたら
ちゃんと売れる
……はずだった
カウンターの端 客が小さく笑う
「これ、チャーシュー麺の方が 安いっすよね」
800円 対 850円 具材もスープも ほぼ同じ
それでも増えた 店の行列
私は一瞬 言葉をなくした
ちゃんと乗って ちゃんと売れて
ちゃんと勝ったと 思ったのに
値札ひとつで ひっくり返る
これも “流行り” の正体か?
てっちゃんラーメン 1ヶ月限定
変わったのは 客の呼び方だけ
客は来た 写真も増えた 足りなかったのは
値札の並び
安易に 手を伸ばし
どうやら本質を 間違えた
てっちゃんらーめん のれんを巻く
壁のメニューも 差し替える
昔ながらの 昭和ラーメン
明日の仕込みの 音だけが厨房に響く
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🏁 第5話で起きた出来事
① ラーメン雑誌で昭和レトロブームが来ている事に気付く
→ 親父の名前を取って店名を「てっちゃんらーめん」に改名し、1ヶ月テスト販売
② 思い切って600➞850円に値上げ
③ それでもSNS投稿は増え客も行列を成す様になる
④ 「チャーシュー麺」の値段を800円のまま直していなかった
→ ほぼ同じ内容なのにチャーシュー麺の方が50円安い設定
⑤ 客からクレームの嵐
⑥ 店名もラーメンも元に戻す
📎 この店について分かっていること
・店名:[昭和ラーメン 頑固一徹]
・創業:[昭和56年]
・立地:[東京:中野狐通り昭和商店街]
・営業時間帯:[11:30~15:00 / 17:00~23:00] (※延長した)
・店舗スタッフ: [父(一徹)・チャマさん]
🍜 「てっちゃんらーめん」は、どんなラーメンか?
※ 本来の「ちゃん系」澄んだトンコツ醤油とは違い、店の味は変えず風体だけ真似た
・スープの特徴: 鶏ガラベースの醤油昔ながらの中華そば風
・ラーメンの特徴: どんぶりの淵ギリギリまでスープを張って切れ端チャーシューも混ぜ表面を埋める
・常連の反応: 流行りの「ちゃん系」が近所に出来たと、好評(値付けを間違え、後にクレーム)
・アイデアのキッカケ: ラーメン雑誌
🗓️現時点でのチャマさん(主人公)の立場
・店で担当していること: 店舗業務全般を担当。
・まだ関与していない領域: 経営方針決定
研究修行旅で起きていたこと
・ 3年に渡るラーメン旅で国内外のラーメンを食べつくし
それぞれの調理法や人気の秘密をノートにまとめた
※本ページ記載の事実情報は、
物語の進行に伴い、整理・更新される場合があります。
次回更新時期: 3/26 ※隔週 金曜日予定

